バーレーン ビジネス法務ガイド
※ 本ページは2026年6月11日現在の法令・公表情報に基づく。法令・施行日・閾値は改正が速いため、最新は一次出典・専門家にてご確認ください。
バーレーンはGCCで最も開放的とされる金融センターで、約98%の業種で外資100%が認められます。会社設立はオンラインの Sijilat で完結し、法人税は原則なし(2027年にCIT10%法案)、GCC初のDMTT15%を導入しています。
固有データの核(早見)
| 法体系 | シビルロー+シャリーア(英国実務の影響・英語が広く通用) |
|---|---|
| 週末・外国人比率 | 週末は金・土。人口の約5割が外国人 |
| 国家ビジョン | Economic Vision 2030 |
| 外資規制 | 原則100%(約98%の業種)。BIIP/BLZ(全土100%)。制限=商業代理店・一部メディア等 |
| 会社法 | DL 21/2001。WLL/BSC。Sijilat(MOIC)で登記が完結 |
| 税制 | 法人税は原則なし→2027年 CIT 10%法案。DMTT 15%(2025年〜・GCC初のPillar Two, DL 11/2024)・VAT 10% |
| 労働法 | Law 36/2012。SIO月次拠出制(2024年3月〜・4.2/8.4%)。Bahrainisation(未達は加算金)・LMRA許可 |
| 競争法 | Law 31/2018。届出閾値は未制定 |
| 紛争解決 | 3審制+BCDR裁判所 |
国を知る(中東屈指の金融センター)
バーレーンは古くから中東の金融ハブとして発展し、GCCで最も開放的な外資環境を持つとされます。英国実務の影響が強く英語が広く通用し、Economic Vision 2030のもと金融・物流・ICTの誘致を進めています。
外資規制・会社設立(Sijilat)
外資は約98%の業種で100%が認められ、商業代理店・一部メディア等のみ制限されます。投資特区として BIIP・BLZ(全土で100%)があります。会社設立はオンラインの Sijilat(MOIC)で登記が完結し、WLL・BSCが主要形態です。
税制(2027年CIT・GCC初のDMTT)
バーレーンは長らく法人税が原則なしでしたが、2027年にCIT 10%の法案が予定されています。多国籍企業にはGCC初のDMTT 15%(Pillar Two, DL 11/2024)が2025年から適用され、VATは10%です。税優位は縮小方向にあり、進出時期によって前提が変わる点に注意が必要です。
労務(SIO拠出制)・競争法
労働法(Law 36/2012)の特徴は、外国人の退職金がSIO(社会保険機構)への月次拠出制(2024年3月〜・4.2/8.4%)に移行した点で、これはGCCのなかでも異質です。自国民雇用 Bahrainisation(未達は加算金)と LMRA許可が運用されます。競争法(Law 31/2018)は企業結合の届出閾値が未制定で、運用が途上です。
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各トピックは5カ国を1枚で比較できる「比較ピラー」へ。国×トピックの詳細ページ(スポーク)はPhase 2で順次公開します。
関連ページ
出典・参考
- バーレーン産業商業観光省(MOIC)Sijilat・会社法 DL 21/2001
- DL 11/2024(DMTT)・VAT/2027年CIT法案
- 労働法 Law 36/2012・SIO・LMRA/競争法 Law 31/2018
※ 原資(森作成・公開許諾済デッキ)をWeb用に書き起こし、一次出典を併記しています。逐語転載はしていません。